富良野・美瑛行きバスツアー攻略ガイド

バスツアーで行ける美瑛の観光地

バスツアーで美瑛を訪れる場合、人気のパッチワークの路をバスでゆっくりと走って車窓から風景を楽しみ、次いで展望のよい場所で下車して見学するパターンが多くなります。 最近では新しい観光スポット「青い池」に立ち寄るコースも増えてきました。

パッチワークの路

パッチワークのように農耕地が広がる美瑛の丘

パッチワークのように農耕地が広がる美瑛の丘

美瑛の丘陵地帯は、農作物や花の畑がまるでパッチワークを広げたかのような風景を作り出していることから「パッチワークの路(みち)」、または「パッチワークの丘」と呼ばれるようになりました。

広大な農地と遠くに十勝岳など大雪山系の山並みが見渡せる雄大な景色は、富良野と並んで人気が高く、夏の北海道を代表する景観として多くの旅人が訪れる観光地です。

一つ注意しないといけないのは、この風景が観光目的で作られたものではなく、あくまでも農作物のための畑であるということをきちんと認識しておくことです。 夏は多くの観光客が訪れますが、本来は農業のための場所なので、農作業の邪魔をしたり、畑に入り込んだりしないようにしましょう。

なお、パッチワークの路は美瑛駅から北西の位置にある丘陵地帯のことを指しますが、美瑛駅の南側にも「パノラマロード」と呼ばれる景色のきれいな丘陵地帯が広がっています。

パッチワークの路の方には、ケンとメリーの木、親子の木、マイルドセブンの丘、北西の丘展望公園などがあります。パノラマロードの方には、新栄の丘展望公園、四季彩の丘などがあります。

ケンとメリーの木

美瑛の丘に立つケンとメリーの木

美瑛の丘に立つケンとメリーの木(写真:美瑛町観光協会)

ケンとメリーの木とは、1970年代の日産スカイランのCMロケに使われたポプラの木のことです。

この当時のスカイラインは「愛のスカイライン」というキャッチコピーで宣伝されており、CMに登場した男女が「ケンとメリー」です。

「ケンとメリーのスカイライン」のCMは全国各地の名所で撮影が行われ、その一つが美瑛の丘でした。

今ではパッチワークの丘を代表する景観スポットになっています。

バスツアーでは車窓から眺めることができます。

親子の木

親子の木は、丘の上に仲良く並んだ3本のカシワの木が親子のように見えることからこう呼ばれるようになりました。

広い道路からは遠いところにありますが、広大な大地の中にぽつんと寄り添うように立つ親子の木は、その微笑ましい姿から数多くの旅人の写真に収められています。

バスツアーでは車窓から眺めることができます。

マイルドセブンの丘

マイルドセブンの丘のカラマツの林とジャガイモ畑

マイルドセブンの丘のカラマツの林とジャガイモ畑

丘の上にカラマツが整然と立ち並ぶ防風林は1978年にマイルドセブンのCM撮影に使用され、以来「マイルドセブンの丘」と呼ばれるようになりました。

この風景も遠景の方が絵になりやすく、少し離れた場所にレンタカーを停めて写真を撮る人で渋滞気味になります。

バスツアーでは車窓から眺めることになります。

北西の丘展望公園

北西の丘展望公園のピラミッド型展望台

大雪山の山並みが一望できる北西の丘展望公園のピラミッド型展望台

ピラミッド型の展望台が印象的な公園。畑に囲まれた緩やかな斜面に面した場所にあり、展望台からは大雪山系の山々を望むことができます。

駐車場の周りにはソフトクリームやトウモロコシなどの売店があり、夏の期間は多くの観光客で賑わいます。 バスツアーではトイレ休憩を兼ねて立ち寄るコースがあります。

パッチワークの路に行くことができる主なバスツアー

新栄の丘展望公園

新栄の丘からの風景

新栄の丘からの風景

新栄の丘展望公園は、美瑛駅の南側にあるパノラマロードにあります。 見晴らしのよい場所で、小麦や大豆、じゃがいも、てん菜、菜の花など様々な畑が延々と続く大地のさらに先に十勝岳などを望むことができます。

公園と畑の境目がすぐ近くなので、間違って畑に入らないように注意しましょう。

新栄の丘展望公園は夕日の名所としても人気ですが、残念ながら夕暮れの時間帯に訪れるバスツアーはありません。

新栄の丘展望公園に行くことができる主なバスツアー

四季彩の丘

四季彩の丘は、パノラマロードの見晴らしの良い場所にある観光農園です。 様々な種類の花畑を観賞したり、トウモロコシなどの採れたて野菜をいただいたり、アルパカなどの動物たちとの触れ合いを楽しんだりすることができます。

小高い丘の上にあるので、もちろん眺望もすばらしく、美瑛の丘と大雪山の山々の風景を眺めることができます。

バス駐車場も用意されているので、多くのバスツアーがここに立ち寄ります。 入園は無料ですが、園内での飲食物の購入やアルパカ牧場への入場には別途料金が必要です。 また、花畑の維持管理費用として一口200円の寄付金を入口で募っています。

四季彩の丘へ行くことができる主なバスツアー

青い池

青い池

神秘的な景観が魅力の青い池(写真:美瑛町観光協会)

青い池は、美瑛川の防災砂防工事の影響でできた池です。 工事自体は20年ほど前に行われましたが、2008年の立ち入り規制解除のころからその神秘的な風景がテレビなどで伝えられるようになり、今ではたくさんの人が訪れる美瑛の新名所になりました。

最近ではバスツアーで訪れるコースも増えており、青い水面にカラマツが立ち枯れて並ぶ神秘的な風景を写真に収める観光客で賑わっています。

バスツアーで行くと、一度に大勢の人が同時に見学することになるので、十勝岳などをバックに収めることができるベストポジションは譲り合って撮影しましょう。

なお、美しいコバルトブルーに見える理由は、水の中に含まれる温泉成分の細かい粒子が太陽光の青い光だけを反射するためと言われています(その他にも諸説あるようです)。

青い池へ行くことができる主なバスツアー

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