
富良野と美瑛をバスツアーで楽しむコツ
札幌から富良野までの距離とルート
札幌から富良野は、最短ルートでおよそ120キロメートルの距離がありますが、富良野へ向かうバスツアーは美瑛も一緒に巡るコースが多いので、札幌から高速道路で旭川を目指し、そこから美瑛を経由して富良野へ入る場合がほとんどです。
このルートの場合、札幌から富良野までの片道の距離はおよそ200キロメートルになります。このため朝早くに出発するコースが多くなります。
A(H):札幌→B(G):砂川SA→C:旭川IC→D:美瑛→E:富良野→F:滝川→G(B)砂川SA→H(A):札幌
集合から出発まで
ホテル集合のツアーの場合
乗車場所として市内のホテルを回ってくれるコースの場合、自分の乗車場所となっているホテルの場所を前日に確認しておきましょう。
また、朝早いので朝食をどうするかも決めておきましょう。
宿泊するホテルの朝食が早い時間からいただける場合はいいですが、そうでない場合は車中で軽く食べられるものを用意しておくことをおすすめします。
また、夏の観光ハイシーズンの時期は、たくさんの観光バスが運行されます。集合場所には他のツアーの参加者の方もいらっしゃいます。
特に富良野行きのコースは多いので、自分が参加するツアーのコース名と主催会社名をよく頭に入れておきましょう。
コースによっては集合場所に受付担当のスタッフがいる場合もありますが、多くの場合はバスが着いてから名前を確認する受付の形式となります。
係の人がいないからといって、受付前に集合場所を離れることは避けましょう。
ただし、お手洗いは受付前に済ませておきましょう。集合場所となっているホテルのお手洗いは混み合うので、ご自身の宿泊ホテルで済ませておくことがベストです。
日帰りツアーに不要な荷物は宿泊ホテルに預けるようにしましょう。集合場所のホテルは宿泊者の荷物が優先されるため、宿泊者以外の荷物は預かってもらえないか有料になることも考えられます。
定期観光バス(北海道中央バス)の場合

チケット売り場が混雑することに備えて早めの行動を
北海道中央バスの定期観光バスの場合、札幌駅前バスターミナル2階の定期観光バス窓口で乗車券を購入する必要があります(札幌駅前バスターミナルは「エスタ」という商業ビルの中にありますす)。
いろいろなコースがあり、たくさんの参加者で混み合うので、遅くとも出発の15分前にはこの窓口に並ぶようにしましょう。
札幌駅北口集合の場合

札幌駅北口の鐘の広場もたくさんのツアー客で混雑することがあります
札幌駅北口には、大型のバスが駐車できるスペースがあり、団体受付のスペース「鐘の広場」もあります。このため、ここを集合場所とするツアーも数多くあります。
札幌在住者向けツアーの集合場所として使われることも多く、週末の朝はかなり混雑します。
複数のツアー会社が同時に受付をしているので自分の申し込んだツアー会社を間違えないようにしましょう。
鐘の広場にはコインロッカーがあります。
途中の休憩場所

砂川ハイウェイオアシス館(公式HPより)
富良野行きバスツアーの場合、札幌と旭川の中間に位置する砂川サービスエリア(SA)か、または隣接する砂川ハイウェイオアシスに立ち寄るコースが多いようです。
砂川ハイウェイオアシスはお土産ショッピングが楽しめる商業施設ですので、ついついお買い物に夢中になってバスの集合時間に遅れることがないようにしましょう。
行きはサービスエリア、帰りはハイウェイオアシス館、という風に、お土産ショッピングは帰りに設定されているコースもあるようです。
砂川SAおよび砂川ハイウェイオアシスまでは札幌を出発しておよそ1時間の距離です。
美瑛がセットになっているコースの場合、次の休憩場所は美瑛の観光地となります。
砂川から美瑛まではおよそ1時間半の距離になります。
美瑛にて

撮影だけでなく自分の目にも風景を焼き付けてください
美瑛町に入ると、バスはすぐにパッチワークの路を目指して丘を登ります。
要所要所をゆっくりと走るので、車窓から美瑛の丘の風景を楽しみましょう。
パッチワークの路には、ケンとメリーの木や親子の木、マイルドセブンの丘など有名なスポットがありますが、全てが見られるわけではありません。
その日の混み具合などによってコースが決まる場合もあります。
ただ、有名スポットだけではなく、美瑛の丘全体が素晴らしい景色ですので、バスの中からでも撮影したくなるポイントはたくさんあります。
撮影に夢中になってカメラ越しに風景を眺めるだけではなく、せっかくですので自分の目で景色を楽しむことも忘れないようにしましょう。
パッチワークの路、またはパノラマロードを一巡りした後は、コースそれぞれで設定された眺望スポットに立ち寄るパターンが多いです。
車窓からだけではなく、バスを降りて風や香り、空気を感じたいですものね。
人気なのは、新栄の丘展望公園、北西の丘展望公園、四季彩の丘です。
いずれも眺望の素晴らしい場所にあります。
滞在時間はだいたい20分から30分程度ですが、再びバスに乗り込む前にトレイを済ませておきましょう。
場所によっては売店が出ている場合があるので、ソフトクリームやトウモロコシなどご当地の味覚を試してみるのもいいと思います。
美瑛の眺望スポットでのひと時が終わると、バスはいよいよ富良野へ向かいます。
おまけ(JAL先得CMのロケ地「嵐の木」)

国道237号線からギリギリ見える嵐の木(Googleストリートビューで見る)
パッチワークの路またはパノラマロードの見学を終えて富良野に向かう際、バスは国道237号線を南下するのですが、美瑛の美馬牛駅(びばうしえき)を過ぎて上富良野町に入ってすぐのところに、ジャニーズの嵐が出演したJAL先得のCM「ニッポンを見つけよう」でロケが行われたと言われる5本の木があります(通称「嵐の木」)。
国道237号線からは少し離れた丘の上にあるので、見つけづらいと思いますが、嵐ファンの人は要チェックですね。
ただし、コースによってはここを通らないものもあるので、見ることが出来たらラッキー程度に考えておきましょう。
(なお、この木は私有地にあるので、仮にレンタカーで移動する場合も、敷地に入らないように注意しましょう。また車の路上駐車など近隣に迷惑になるような行為は慎みましょう。)
富良野にて

ファーム富田といったらやっぱりラベンダー!
富良野に入るとツアー内容にそってそれぞれの観光地で下車することになります。
ファーム富田をメインの観光地に設定しているコースの場合、滞在時間は60分程度と長めの設定になっているツアーが多いようです。
広い敷地内にラベンダー畑など様々な花畑が分散して配置されているので、どの花畑がどこにあるのか事前にガイドブックを見てイメージしておくことをおすすめします。
新富良野プリンスホテルも広い敷地内に見どころがたくさんある観光地です。
新富良野プリンスホテルに立ち寄るバスツアーの場合、ランチをいただくコースが多いですが、ホテル建屋のすぐそばには、倉本聰氏脚本のドラマにゆかりの深い、ニングルテラスや富良野ドラマ館があるので、食後にそれらを見学する時間を計算しておくとよいでしょう。ドラマ「風のガーデン」の舞台となった庭園も敷地内にありますが、ここはホテル建屋から遠い場所にあるので、滞在時間は十分か、風のガーデンに行くことはできるか、事前に確認しておくことをおすすめします。
富良野チーズ工房や富良野ワイン工場、フラノマルシェなどは、それほど広くはないので、見学とお買い物で20分から30分もあれば十分です。
富良野からの帰路
富良野からの帰りは、芦別市(あしべつし)や赤平市(あかびらし)といった昔の炭鉱の町を抜けて、滝川から高速道路に乗る最短ルートで帰るツアーが多いです。
この場合、砂川ハイウェイオアシス、または砂川SAで休憩をとります。富良野から砂川まではおよそ1時間半の行程になります。
砂川から札幌まではおよそ1時間で着きますが、降車場所が複数ある場合は、場所によって時間は前後します。
富良野バスツアーの場合、札幌へはだいたい19時から20時ごろに帰ってくることになります。
代表的な降車場所は、札幌駅北口、札幌駅前バスターミナル、時計台前、大通公園、すすきのなどになります。
おすすめとしては、すすきので下車してそのまま夜の食事にでかけることです。
このためにも、バスツアーへは出来るだけ少ない荷物で参加する方がよいでしょう。
富良野と美瑛に行くことができる札幌発バスツアー一覧
毎年夏になると富良野と美瑛に行くコースは各社からたくさん出されます。
立ち寄る場所や内容、値段などを比較検討して自分にぴったりのツアーを探して下さい。
人気の観光地なのでコースによってはすぐに定員になるものもありますので、早めのご予約をおすすめします。
本サイトが皆様のツアー選びの参考になれば幸いです。 それでは楽しい北海道旅行を!
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