第55回さっぽろライラックまつり2013始まるも、今年はリラ冷えの札幌(T_T)
昨日から「第55回さっぽろライラックまつり」が始まりました。
ライラックは高さ4~5メートルほどのヨーロッパ原産の落葉樹で、日本には札幌市内の北星学園の創始者サラ・クララ・スミス女史が1889年にアメリカから持ち込んだのが起源とされています。札幌では例年この季節に紫色や、淡いピンク、白などの花が咲き、冬の終わりと春の到来を告げる花として多くの市民に親しまれ、「札幌の木」にもなっています。
例年の開花時期はちょうど5月下旬で、それにあわせて大通公園などで「さっぽろライラックまつり」が開催されます。今年は第55回目となり、5月22日(水)から5月26日(日)までが開催期間となります。
ところが今年の札幌は、5月下旬になっても気温が例年どおり上がらず、肝心のライラックの花はまだつぼみ状態です。もしかしたらライラックまつり期間にも開花しないかもと心配する声が聞こえてくるほど。。
このように5月になって肌寒い日々が続く状態を北海道では、「リラ冷え」と言います。本州で言う「花冷え」と同じような意味です。「リラ」とは実はライラックのことで、リラはライラックのフランス語での呼び方です。旭川市出身の直木賞作家・渡辺淳一が1971年に書き上げた小説「リラ冷えの街」という作品が「リラ冷え」という言葉を広めたと言われています。
そんなまだ少し肌寒い札幌で開催されている「さっぽろライラックまつり」ですが、楽しい催しも行われているので、足を運んでみてはいかがでしょうか。ライラックの花はまだつぼみですが、桜は満開に近い状態で目を楽しませてくれますよ。
会場の一つである大通西7丁目会場では「ワインガーデン2013 リラ・マリアージュ」が行われています。富良野や余市、小樽や鶴沼などのワインが一堂に介し、札幌にいながら道産ワインをいろいろ楽しめる企画になっています。道外からの観光客の人には特にお勧めのイベントです。
今日も少しひんやりとする札幌ですが、来週からは気温20℃越えの予報が出ています。そうなるとポカポカ陽気の中、大通公園でまったりするのも楽しい季節となります。多くの札幌市民はその季節をまだかまだかと待ち望んでいます。そのころにはライラックも満開になることでしょう。
ライラックの花が満開を迎える6月になると、いよいよ次のイベント第22回YOSAKOIソーラン祭り2013が6月5日から開催されます。
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